あの芥川作家も知らない胃薬の副作用について

胃薬は副作用リスクがあります

 

 

薬局や薬店でも手軽に買える胃薬。胃の不快感が起こりやすい方は常備している方も多いのではないでしょうか。
しかし薬には変わりありませんから、間違った飲み方をすれば副作用が出てしまうこともあるのです。
有名作家も知らない胃薬の副作用について紹介しましょう。

 

 

こんな飲み方をしていませんか?

 


・ 飲み会の前に予め胃薬を飲んでおく
・ 胃もたれしそうなメニューだから胃薬で対処
・ 何となく胃が痛くなりそうだから予防

 

 

このような飲み方はあまりすすめられるものではありません。胃薬は症状を抑えるための薬のため、まだ何も影響が出ていなければ胃酸が出過ぎたり、逆に胃酸が少なすぎて消化不良を起こしてしまうことも。

 

最近は薬剤師の方や医師でも必要が無い薬は服用しないほうが良いという考え方に変わってきています。なぜなら薬を飲む上で絶対に避けられないのが副作用だからです。
健康になるために飲んだ薬で、もしかしたらほかの不快な症状を引き起こしているかもしれません。

 

何となく「安心」ということから胃薬をお守り代わりにしている人もいるようです。胃薬で起こりえる副作用について紹介しますから、参考にしてみてください。
副作用を知った上なら正しい薬の服用の仕方がわかるはず。

 

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骨粗しょう症発症リスク

 

 

H2ブロッカーと呼ばれるガスター10などの胃薬は長期的に服用するように作られていません。
万が一長期的に服用する場合は、医師の指導のもと利用すべきで、薬剤師の方と相談しながら続けなければなりません。このH2ブロッカーはカルシウムの吸収を抑えてしまうリスクを持っています。

 

 

・ H2ブロッカーと付いているものは長期服用は×
・ ガスター10の名前の胃薬に注意
・ 1年以上の服用でリスクが高まる

 

 

H2ブロッカーという胃薬のタイプは、含まれている成分がヒスタミン受容体にくっつき、胃酸の働きを抑えてしまいます。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍のように胃酸の出すぎで病気を発症している際に利用される薬で、今では配合成分は少なめですが薬局でも買うことができます。

 

なぜこの薬を1年以上長期服用するとよくないかというと、カルシウムの吸収を抑える働きもあるからです。
そのため骨粗しょう症リスクが高まる恐れがあります。特に更年期以降の女性の場合、女性ホルモンの低下により元々骨密度が低くなりやすく注意が必要です。

 

カルシウムの吸収を抑えるといっても、1回や2回短期間服用しただけでは問題ないといえます。市販薬はパッケージに30錠も50錠も入っていないことからもわかるように、元々長期服用するように作られていません。

 

胃の機能がどんどん落ちる

どの胃薬でもそうですが、長期服用を続けていると胃が怠けて本来の機能が失われていきます。例えば胃酸を分泌する働きがあるのに、つねに薬で胃酸を抑えていれば次第に分泌力が落ちるなどです。
薬は胃の働きを高めたり、逆に抑えたりするのに適したものですが、薬だけに頼っていると次第に本来持つ胃の働きが低下することがわかっています。

 

・ 消化剤で胃酸の働きが落ちる
・ H2ブロッカーで胃酸が分泌しにくい
・ 健胃薬で胃のぜんどう運動が落ちる

 

これはあくまでも長期服用で胃が薬に慣れてしまった場合です。
胃の不調を訴える際に飲むのは構いません。なんでも薬に頼ったり、症状が無いのに安心代わりに飲むのを避ければ良いのです。

 

 

最近は病院でしか処方されなかったH2ブロッカーを選ぶ人も増えています。病院でも使われる薬だから、何となくほかの薬より効きそう!と感じてしまうからなのでしょう。
もちろん安全性が確立している薬のため、正しく服用すれば効き目が得られますし、副作用のリスクを減らすことができます。

 

副作用の心配がある場合は、薬局に居る薬剤師の方に相談しましょう。その方に適した胃薬を選んでもらうと共に、長期服用でのリスクも説明してもらうことができます。

 

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漢方系に含まれる甘草のリスク

 

 

漢方薬のおよそ7割にも含まれているといわれているのが「甘草」という生薬です。甘味があることからこのような名前が付けられ、醤油やお菓子にも含まれていることがあります。食用としても使われる安全性が高い生薬ですが、長期服用で副作用が起こるリスクを持っています。

 

・ 副腎皮質ホルモンを利用する生薬
・ 体内の水分を保つ働き

 

甘草に直接的に胃の不調を整える力はありませんが、漢方薬に含め補助的な効果が期待できるものです。副腎皮質ホルモンに左右する成分のため、長期服用で肥満・骨粗しょう症リスクもあるとされています。

 

 

そして注意したい副作用が「偽アルドステロン症」です。この副作用が出たら直ぐに中止すべきです。
・ 血圧が上がる
・ むくみ
・ 筋肉の痙攣を防ぐ作用が強すぎて麻痺のようになる

 

 

体に力が入らず手足などが麻痺したようになる症状です。体内でアルドステロンというホルモンが上昇し、カリウムが外に排泄されるための副作用です。服用を中止すれば問題が無く、初期の血圧の上昇はむくみ程度なら数日くらいで収まります。

 

甘草を飲んだ副作用でカリウムが不足していた場合も、薬の服用を止め体の機能が整ってくると改善してきます。胃薬に含まれる生薬のひとつに、長期服用でこんな副作用リスクがあるとは知らなかった人も多いでしょう。
漢方薬は長期間飲んでもリスクが少ないと感じてしまいますが、体内のバランスが乱れれば影響を及ぼすこともあります。

 

副作用リスクを抑えるなら生薬系がおすすめ

比較的副作用のリスクが無いとされているのが生薬が主な成分となっている胃薬です。市販の薬の中にもこのようなものが売られているため、選んでみると良いでしょう。

 

・ 生薬は自然治癒力を高めるもの
・ アルミニウムが含まれていない商品も
・ カルシウムが含まれている商品も

 

 

生薬は元々植物です。そして漢方薬で考える胃の不調は胃のみの原因ではなく、からだ全体の不調と考えています。そのため生薬を配合し、胃の不調となっている原因をからだ全体で取り除くための役割となっています。

 

ただし生薬だからといって必ずしも安全性が確立しているとは限りません。農薬、重金属、ヒ素など有害な物質が植物に含まれている可能性があります。日本では厳重に管理された原料を使って作られた医薬品がほとんどですから、安全性を高めたい方は日本の信頼できるメーカーのものを買うようにすると良いでしょう。

 

海外の医薬品を個人輸入する際に成分に注意してみたり、販売元が不確かな胃薬は使用すべきではありません。薬局に行けば信頼できるメーカーの漢方薬が売られていますから、選ぶようにしましょう。成分が気になる方は公式サイトをチェックし、配合されている成分を確認するのも良い方法です。

 

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